2008年11月12日水曜日

兵庫県知事発言にみる日本人の性格

ニュースでその様子を見て驚きました。「関東で大地震が起これば、関西のチャンス!」との話です。東京の一極集中の状態ではもしもの時には補完機能として関西が機能するのだとの意図だったそうですが、この表現は良くないと思います。
被災者の方、遺族の方はこれを聞いてどう思われたでしょう。まして、阪神・淡路大震災の被災地の知事がこの言い方するなんて、信じられません。批判があり、謝罪を求める動きもあるようですが、ご本人は人を傷つける発言とは全く思わないそうです。その場合は、「チャンス」ではなくて、物資・人材を被災地に投入して犠牲になる覚悟・準備がないといけないと言うべきではないでしょうか。
日本のリーダーのこの感覚は、きっと、韓国人が「日本人は冷たい!」と考えている考え方そのものだと思います。昔、関東大震災の時、人々の社会不安から全く罪のない韓国・朝鮮人に対し「不逞鮮人の暴動」というデマが広がり、300人以上の方が軍隊・自警団によって虐殺されてしまった事件。これを思い出しました。
日本人にこのような人がいるのが外国人に対し恥ずかしいですし、将来を担う子供達に申し訳ないですし、せめて、このような考えの人は責任者にはなって欲しくないです。

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